学校のすぐ前の道の話。
子供のことなので、エリアがどこというのはここでは明記しませんが
(というかブラックマジックは場所は関係なくどこでもあります)
学校のママ友が被害に会いました。
ピックアップまで時間があったので
学校の周辺をぶらぶらしていた時のこと。
車に乗ったチャイニーズの男性が話しかけてきて
少し会話をしました。
最初はマンダリンで話しかけてきたけれど
彼女は中華系インドネシア人ではあるものの
マンダリンが出来ない。
すると男はマレー語を話してきたそう。
ママ友は夫婦そろって動物関係のちょっとした名医で
世界各国を行き来している人なので
現在マレーシアにも家がありマレー語も話せる。
マレー語で少し話をしたそう。
「〇〇はどこですか?」というふうに
普通に道を尋ねられて
少し受け答えして別れた。
(すでにこの時点でブラックマジックにかかっている)
その後、
ママ友はパダン料理店にランチを買いに行く。
お店から出ると、さっきの男たちが車に乗って待っていた。
それでなぜか車にママ友も乗りこんでしまった。
1人は先ほどのチャイニーズと、
もう1人はプリブミのインドネシア人。
普通の他愛ない話をしているうちに
肩をポンと叩かれる。
(これで完全にブラックマジックにかかってしまっている状態に。)
車内では
男たちがロレックス(高級時計)の売買をはじめる。
ロレックスをライターであぶったりしている。
運転席の男が、「俺はこの時計を買う」といって
大金を実際に払う。
「でもお金が全然足りない、貸してくれる?」と
ママ友に話しを振る。
既にブラックマジックにかかっているママ友は
「OK」と財布からお金を出す。
「おお、結構お金入っているね
もっと貸して、あとで返すから」
と言われて、全額渡す。
すると男が
「もう一つロレックスを買う。
もっとお金が必要だから貸して」という。
ママ友は一回、娘を迎えに学校に行き、
娘を連れて車に乗る。(怖い!!)
それから、
みんなで一緒にATMへ行き
お金を下ろす。
持っていたATMカードにはお金があまり入っていなかったので、
自宅に保管しているお金を取りに家に戻る。
家に入って、50ジュタ程を取り、男たちに渡す。
それで終了。
男たちと別れてしばらくぼーっとしていると、
だんだん意識がしっかりしてきて、騙されたことに気づいたそう。
今回この話を聞いて思ったのは、下記の通り。
他の人と話してもマジックにかかったままの状態
途中でパダン料理を買いに行ったり
娘を学校に迎えに行ったりしているのに
ずっとマジックにかかったままの状態であること。
絶対他の誰かと話しているはずなのに。
しかも話した人も気づかないもんなんですね。
娘さんが無事で良かった
3歳の娘さん。白人とのハーフなのでまた可愛い。
無事で良かったです。
ほんとこれに尽きる。
途中の記憶はある
この一連の流れはちゃんと覚えているそう。
不思議とお金を渡してしまうらしい。
犯人は様々
まさか金持ちのイメージの中華系が犯人とは。
以前シティウォークで日本人の友人が被害に会ったときは
アラブ系だったはず。
改めてご注意を
ブラックマジックはインドネシア中
本当にどこにでもあります。
金持ちだけを狙っているのかと思っていたら
アンコット内でも多発しているそう。
運転手の奥さんはアンコットで
メイドのお姉さんはタナアバンのモールで被害に会っています。
先述の友人はシティウォーク。
本当に運ですね。
ちなみに、ブラックマジックのインドネシア語は一般的に
「ヒップ ノーティス」というらしいです。
「Hip Notice」???
英語なのか、インドネシア語なのか分かりません。
追記:まりも様より
インドネシア語で「hypnotise」と教えていただきました。
対策
怪しい人に声をかけられたら目を見ないこと。
って出来るかーー!
ほんと、こればかりは運ですね。