ボゴールの奥の方、ジャカルタから約2時間のところにあるBSP Farmに行ってきました。
ここは細部までこだわった有機野菜を栽培している野菜農園。
広大な土地で、主にコーヒーやお茶、野菜を栽培しています。
日帰りでの農業体験もできますし、ファームステイもできます。
今回我が家は日帰り自然体験をしてきました。
そこで感じたのは、ここの有機野菜はただ薬を使っていないだけではなく、
本当に細部までこだわった有機野菜を作っている農園だということ。
目次
こだわりの有機野菜!
こだわり①苗の鉢も、自然のものから。
私はいくつかの農園を見たことがありますが
インドネシアで野菜を栽培する農家の場合、最初直径3~5センチほどの小さな鉢に種を入れ、
ある程度大きくなるまで鉢で育ててから広い土地に植え替える方法が一般的のようです。
(きっと私が知らないだけで色々な方法があるとは思います。)
今まで見た他の農場では黒のビニールで出来た小さな鉢で育てていましたが
この農場ではバナナの皮と植物の茎で小さな鉢を作っています。
この鉢に種を入れ、育てます。
完全に天然素材のみを使用。
なぜなら、ビニールやプラスティックは体に害があるからとのこと。
かなりこだわりを感じます。
こだわり②できるだけ自然に近い育て方
野生の植物の場合、同じ植物だけが密集するのではなく、色々な種類が混ざって生えています。
この農場ではできるだけ野生に近い育て方を意識しているそう。
コーヒーやお茶はそれぞれ別の畑になっていますが、
野菜の場合、広い土地に一面同じ野菜のみではなく、
土地を細かく区切って(1メートル×5メートルくらい?)色々な野菜を混ぜて育てています。
こんな感じ。
また、その小さな区域の中でも同じ野菜一種類のみではなく他の植物も混ぜるなどして、
できるだけ自然に近い状態で育てています。
人参畑に混じる植物(右端)
こだわり③プラスチックも自然に還る素材を使用。
野菜を現地で購入して帰ったのですが、野菜を入れる袋でさえ、プラスチックではなく
シンコンの皮を利用して作った袋。
土の中に埋めておくと90日で分解されてなくなるそうです。
手触りもよく、よく伸びる袋です。
こだわり④肥料は施設内で育てた動物の糞を利用。
施設内ではうさぎ・ヤギ・鶏などを飼っています。
飼育の目的は糞を採取すること。鶏は卵も販売しています。
ここで育った野菜や草を食べさせて出た糞なので安心です。
こだわり⑤場所的に人的被害を受けない土地
一言でいうと、この農場がある場所自体が素晴らしい。
回りにほとんど民家がなく、有害な煙などの影響を受けない。
こういったラッキーな土地柄で有機野菜を栽培しているところはあまりないそうです。
こんなに細部までこだわった有機野菜農園ってインドネシアでもほとんどないのではないでしょうか。
手元に届くまで天然にこだわった、本当に安心して食べることのできる有機野菜です。
買った野菜たち
現地で購入して帰った野菜たちのご紹介です。
すだち?トマト、オクラ、ナス、他にもチンゲン菜やエンドウなどを買いました。
現地で見た野菜は無農薬なので割と虫に食われている印象ですが、
その中でもいい部分をちゃんと選んで綺麗な状態にして販売してくれています。
他にも産みたて卵やコーヒーなども購入。
産み立て卵はその辺を歩いている鶏たちが産み落としたものなのでとっても貴重。
中からヒヨコが出てこないか心配になるほど自然のものです。
購入できる場所
Tuku Tuku natural オンライン
Tuku Tuku naturalという有機野菜や健康食品を販売する会社のオンラインで購入できます。
http://www.tukutukunatural.com/
肉など外部のものもたくさん交じっていますが
有機野菜やコーヒーなどは基本BSP、
他にもBSPと明記してあるものは間違いなくBSPのものですね。
デング熱に効くパパイヤの葉っぱも販売しています。
このTuku Tuku natural、路面店もあります。
ここは行ったことがないのですが下記でもBSPの商品を売っているのかな?
南エリアに住む方には割と近いかも。
TukuTuku Natural Store
Total Buah Segar
他に、 路面店で色々なところにあるTotal Buah Segarでも購入できるそうです。
有機野菜にこだわる方は是非一度試してみてくださいね。
BSP Farm自体のホームページはこちら。
インスタやFacebookもあります。
https://www.bspagrotourism.com/
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