ジャカルタでのマンション事情について書いてみます。
日本からの駐在で来たばかりの方には、
ジャカルタ現地法人の会社の総務が
家探しを手伝ってくれるので安心です。
とはいえ、現地採用の場合や会社の立ち上げ時などは
ご家族で何とかしなければなりません。
ジャカルタでの家探しのポイントをお伝えします。
目次
ジャカルタの不動産会社
日系不動産
英語もインドネシア語も不安な場合は
やはり日系不動産が安心。
ジャカルタには多くの日系不動産があります。
日系不動産についての情報は
ネットですぐ調べることができますし、
パパイヤ・日本食レストラン等でフリーペーパーを入手すると記載されています。
ローカル仲介業者
内覧したい希望のマンションに直接出向き、
そのレセプションで
「Saya mau lihat kamar untuk sewa(サヤ マウ リハッ カマール ウントゥック セワ)(賃貸の部屋を見たい)」
と伝えれば、
そのマンションの専任のセールス(Orang Marketing)を紹介してくれます。
日系業者を使うよりも大幅に価格が安くなる可能性があるので、
費用を抑えたい場合は直接交渉をお勧めします。
ほとんどの人が英語OK、
アポなしでも会える場合が多いのですが
人気の物件などはアポが必要な場合も。
直接交渉する場合は
根気強く色々な部屋を見る事をお勧めします。
ジャカルタでの部屋探しにおけるポイント
ジャカルタでは日本人はかなりの大型マンションに住んでいることが多いです。
他の国の駐在事情はよく知らないのですが
ジャカルタの場合は高層階でタワーが何棟かある場合が多く
プールやジムなどの設備も整っています。
ジャカルタでは一般的に、
古いマンションは敷地・部屋が広い場合が多く、
新しいマンションはそれよりは狭くなります。
とはいえ日本のマンションと比べると随分広い造りなので、
首都圏から来られた方などはビックリされるかもしれません。
サービスアパートメントのように
全ての部屋が同じつくりのマンションと
分譲マンションのように
各部屋オーナーが違うマンションがあります。
分譲の場合は各部屋により全く内装が異なるので、
候補のマンションが決まったら色々な部屋を見比べてみましょう。
古いマンションでもリノベーションをしている部屋と
していない部屋は大差があるためご注意を!
たくさん内覧されることをお勧めします。
尚、日本の場合、
マンションとアパートではマンションの方が立派なイメージだと思いますが、
インドネシアの場合は逆。
一概には言えませんが一般的に、
1番広く大きいのがアパートメント、
マンションはそれよりは少し安めのイメージです。
レジデンスはどちらにも当てはまります。
部屋探しは奥様もご一緒に!
旦那様だけで部屋探しした場合、
エージェントに勧められるがままに
2〜3部屋見ただけですぐに決め、
奥様の納得のいかない部屋になってしまった、、という話はよく聞きます。
単身赴任の時はそれでもいいのですが、
家族帯同での部屋探しの時は
絶対に!!!奥様も一緒に確認することをお薦めします。
マンション内の設備がとても重要
歩いて外出しにくい且つ渋滞がひどいジャカルタでは、
マンション内の施設がいかに充実しているかが重要なポイントになります。
マンション内のジムやプール、レストランなども要チェックです。
子連れの場合
上記に加えて、プレイグラウンド・プレイルームなども要確認。
また、子供の学校や習い事から近いことが重要なポイントとなります。
マンション内で習い事が出来る場合も多いので、
マンション内を歩いている
子供連れの日本人に声をかけて聞いてみるのもいいでしょう。
近くにスーパーがあるか
家庭車がない場合は特に
近くに生活用品を買えるスーパーがあることが必須条件。
家庭車があったとしても
渋滞の街ジャカルタではスーパーが近くにあると断然便利です。
日系スーパー
日系スーパー、「パパイヤ・フレッシュギャラリー(通称パパイヤ)」は
日本人の生活には欠かせません。
パパイヤの入っているマンション、
もしくは徒歩圏内のマンションを探すと非常に便利です。
モール
ジャカルタにはモール隣接のアパートがいくつかあります。
日本人が多く住むモール隣接のアパートは
ガンダリア・コタカサブランカなどですが
ケンピンスキー・スナヤンシティ・プラザスナヤンなどにもあります。
家庭車がない場合、
モールには通常何らかの大型スーパーが入っていますので
日系スーパーにはたまに行って日本食材を買い、
近くのスーパーで基本的な生活用品を買えばOK。
日曜などの車が使えない日でも、
遠出する必要がないのでモールに隣接しているとなにかと便利です。
最低限、ミニマーケットは必要
日系スーパーやモールが近くになくても、
ある程度生活用品の買えるミニマーケットがあればなんとかなります。
マンション内に小さなスーパーやミニマーケットがある場合も多いので、
内覧時に確認しましょう。
最近では宅配アプリ(Gojek)やネットスーパー(Happy FreshやSayur Box等)
も充実しているので
家を出なくても生活できるようになりすごく便利になりました。
とはいえやはり「買いたい時すぐ買える」スーパーが
家の近くに一つあると助かります。
マンション内の日本人率
これは個人の考え方により様々ですが、
頼れる親戚が近くにいないジャカルタ生活においては結構重要なポイントです。
奥様ご本人が英語ペラペラの場合は
日本人以外の方と交流を深めていただければいいのですが
基本的にはそうでない方が多いと思います。
やっぱり何かあったときのためにも
信頼できる日本人のお友達を作っておくことは重要だと思います。
入居者がほぼ日本人のみのマンションもいくつかあります。
せっかくの海外生活なんだから
日本人ばっかりはなんかイヤという方もいらっしゃいます。
どっちも理解できますし
どっちでもいいんです。
とにかく、日本にはないストレスの多いジャカルタ生活。
ご自身がHappyに暮らせる場所を選んでください。
自分の好みに合わせて
または子供の環境を考えてマンションを探されるといいでしょう。
尚、日本人が多いマンション・エリアではライン等でグループを作って情報共有している場合もあります。
メイド情報・エリア情報などお役立ち情報もたくさん共有されますので、
同じマンション内に友達ができたら是非グループに追加してもらいましょう。
(同様に、子供の学校内でもきっとあるはずです。確認してみましょう。)
マンションの階数
高層階にも低層階にもメリットとデメリットがあります。
高層階の方が蚊は出にくく、景色も綺麗。
低層階の方がエレベーターがなかなかこなくても
地震がきたとしても
最悪階段を歩けばいい、などの面で便利。
しかし蚊駆除の煙が入ってくることも。
バスタブ
日本人が多く住むアパートメントにはバスタブがある場合が多いですが、
バスタブがないアパートメントも多いので要チェック。
セキュリティ
ローカルのインドネシア人が多く住むマンションや
特に戸建やコスに引越す場合は要チェック。
戸建ての場合、
日本では考えられないようなプール付きの広い家にも住むことができます。
しかし、安全面・利便性・管理面から初心者にはお勧めできません。
日本人が多く住むマンションは比較的安心なのですが
そんな安心なマンションでも
残念ながらセキュリティによる日本人女性殺人事件も起きてしまいました。
絶対安心とは言えませんので
内側から鍵を付けるなどした方がいいでしょう。
我が家は家の契約時に交渉して内側から施錠できる鍵を取り付けてもらっています。
ジャカルタには日本人の鍵屋さんがいますので相談してみるのもいいでしょう。
鍵と防犯のプロフェッショナル
PT.GOLDEN KEY
熊谷直人さん
0812‐1247-9855
goldenkey@outlook.jp