バドゥイ族
今なお現代文明を取り入れない原始的な暮らしをしている少数民族。
去年、ジャカルタの情報誌「+62(旧 南極星)」で特集を組んでいたこともあり、
聞いたことがある人も多いでしょう。
ツアー申し込み方法
私が訪問した2013年は、旅行代理店、バドゥイに詳しい友人、会社のスタッフ、
訪問経験のある友人等から情報を入手しやっと訪問できました。
しかし現在は「+62(南極星)」から申し込めます。
http://plus62.co.id/product/tr02
http://plus62.co.id/product/tr01
詳細は上記HPをご確認ください。
バドゥイの戒律
- 貨幣を使わない。
- 靴を履かない。
- 携帯電話、車を使わない。
- 文字を覚えない。
- 四つ足動物を食べない。
- 電気を使わない。
- その他いろいろ
外バドゥイと内バドゥイについて
内バドゥイ
内バドゥイは上記の戒律を守り続けている人たち。
白い服を着ている。
彼らの居住区は神聖な場所の為、外国人は入れない。
内バドゥイはシャーマンの様な力をもっているらしく、本当に謎。
内バドゥイにも貨幣文化はあることにはあるらしいが、詳細は不明。
いつも裸足で歩いているので足が体のわりにかなり大きい。
我々の荷物の運搬は白バドゥイの方が手伝ってくれた。
彼等は山育ちで鍛えた強靭な足腰と驚くようなスタミナで運搬をサポートしてくれる。
一人で20kgのリュック×3=60Kg程を軽々持ってくれてビックリ。
外バドゥイ
戒律を一度でも破ったことのある人達。
主に黒い服を着ているが、普通の服をきている人もいる。
中には望んで外バドゥイになる人もいるらしい。
外バドゥイの暮らす集落は外国人でも宿泊可。今回はここに宿泊。
外バドゥイは、思っていたバドゥイの印象とは違い、
貨幣、携帯、車にのる、靴を履いている等、だいぶ現代文明に馴染んでいる印象。
外バドゥイに宿泊
1日目
ジャカルタから車で約6時間、グーグルマップでバンテン州、Cibolegerを目指す。
ここで車を降りて徒歩で彼等の生活している村に入る。
村とはいうものの木の根で出来た橋を渡ったり
急勾配の坂道を上り山間部をハイキングするのはかなりキツイ。
小学校高学年以上のお子さんならいけると思います。
幼児連れには行けなくはないけど厳しい。抱っこ紐必須。
道はかなり険しいので滑らないように注意してください。
大人の私も正直ヒーヒーで、ついて歩くのにやっとでした。
虫よけ、運動靴、長袖、長ズボン、帽子等装備万端で訪問してください。
まずは入口でバドゥイの布を巻いてもらう。
外バドゥイ村の入り口~外バドゥイ集落までは、山間部を徒歩で約30分。
途中で我々の夕飯用の生きた鶏も運ばれる。
外バドゥイの集落に到着。
生活に欠かせない川。
お風呂は宿泊したところにはなく、民家脇の川で豪快にマンディー。
水はめちゃ綺麗かというと、清流!ではなく、ご覧のように少し泥が混じっている。
けど、汗だくで登ってきたので気持ちよかった。
洗濯を洗っている200メートル川下で用を足している(たぶん大小共に)。
そのまた 300m川下に炊事している人がいると信じられない光景が見られる。
我々も、要はその中でマンディーしたわけです。笑
先ほどの鶏を裁くシーンも見られる。鶏さんありがとう。
夕食
可哀そうだけれど、
ここでご馳走になった超フレッシュ鳥の丸焼きはインドネシアの鶏肉で一番美味しかった!!
日が沈んだ後のトイレは真っ暗の中行くのでちょっと怖い。
でも蛍が綺麗で感動。
布団というか、寝袋のようなものを用意してくれている。
娯楽がないので結構早く就寝。
2日目
鶏の鳴き声と、子猫が布団の上を走り回る重さで起床。
炊飯器を使わないお米の炊き方を見学。
朝食。
日中、外バドゥイの女性は織物を織っている。それを売り生計を立てている。
他にはハチミツも大きな収入源。
木の実をすりつぶしている。
稲を脱穀。
2日目にはトレッキングができる。
大まかには以下コースから選択可能。
- 初級者コース 約1時間~1時間30分で外バドィウ集落入り口近辺をハイキング。(推定消費カロリー1,000)
- 中級者コース 約3時間~4時間で幾つかある外バドゥイ集落や湖、山を巡る登山コース。(推定消費カロリー2,500)
- 上級者コース 日の出~日の入りで外バドゥイ族の集落を巡る登山コース。(推定消費カロリー7,000)
私は初級者コースを選んだが、それでも本当にしんどかった!!!!!
旦那は中級者コースを選び頑張っていたが、最後はオジェックで戻ってきた。笑
舗装のない道をひたすらトレッキング。
途中、湖なども見学できる。
白バドゥイ元気すぎ。
素敵なポーズ。
実はかなり広範囲にバドゥイ族の生活圏がある。
白バドゥイは徒歩でバンドンやジャカルタまで行商に来る事がある。
裸足で白い服を着て、はちみつや織物を売っている人がいたらそれがバドゥイだ。
現代文明に触れていないバドゥイ子供たちの目が輝いていたのは印象的。
手軽に行ける古代文明へのトリップ。
是非一度行ってみてくださいね。
参考までに、南極星の記事です。
バドゥイは申し込み場所によってツアータイプも異なるのかも。
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