息子の学校では
時々「国主催の任意の予防接種」があります。
いわゆる
集団予防接種 です。
今まで実施されたものについては、
全てすでに日本で受けているので受けませんでした。
しかし今回
「ビタミンAを口から飲む」という
国からの任意接種が。
案内によると、
生後半年~4歳11ヶ月の子供たちが対象
とあります。
日本ではビタミンAの任意接種はないし、
調べてみました。
目次
ビタミンA 接種の目的
Wikipediaより抜粋。
ビタミンA欠乏症
ビタミン欠乏症(ビタミンけつぼうしょう)とは、ビタミンの不足によって起こる症状の総称である。
摂取総カロリーが欠乏しがちな発展途上国のみならず
先進国においても問題となっている。
- 症状
ふむふむ。他にも、
- ビタミンA欠乏は、開発途上国に暮らす5歳未満児の40%に対し、免疫機能の低下を引き起こしている。これは、年間100万人の子どもの死の原因となっている。
- ビタミンA不足は、発展途上国に見られ、これらの国では年間 25 万人から 50 万人の栄養不良の子供たちが盲目になると推定
つまりは
発展途上国ではビタミンA不足で、盲目になったり死亡する子供が多い!
ということです。
それで、ビタミンAの接種があるわけですね。
発展途上国の経済を上げるためにも
ビタミンAの接種は必要だそう。
で、私が気になったのは、この文。
南アジア、東アジアなどのカロテンを欠いた米を主食とする地域特有のものである。
息子は日本にいる場合と同じようなものを食べているので
基本的には接種する必要のないはず。
しかし、現地産日本米を食べている子供は大丈夫だろうか。
日本米を日本から持ってきて作ってるはずだから
きっと大丈夫とは思われる。
しかし、こっちの田んぼで作るとカロテンがなくなるとか??
上記問題を解決するために、
遺伝子組み換えで
カロテンを含む米(ゴールデンライス)を作ったりもしているらしいので
きっと田んぼの問題ではなさそう??
ということで、現地産日本米にはカロテンはもともと含まれていると考えてみました。
ビタミンAの過剰摂取も問題有り
いい効果だけなら接種するけれど
接種を悩んだ理由はこれ。
脂溶性のビタミンAは過剰摂取はNG。
過剰摂取したら下記症状が現れる事があるらしいのです。
皮膚乾燥
無気力
眼球乾燥
食欲不振
吐き気
脱毛
肝脾腫大
四肢長管骨の有痛性腫脹
頭痛
悪寒
関節痛
口唇炎など
そういえば、
妊婦もビタミンA過剰摂取はNGですよね。
学校のインドネシア人ママ達は?
悩むのでママ友3人に聞いてみました。
2人、受ける。
1人、受けない。
理由は毎日ビタミンサプリを飲ませているから。
なるほど~。
しかし、インドネシア人は中華系でも
きっと「カロテンなしの米」を食べているかもしれない。
だからビタミンAを飲んでも過剰摂取にはならないかも。
私の結論
接種はしない。
しても99.9%大丈夫だろうけれど、
視力もいいし、必要なしと考えました。
インドネシアの場合、
義務教育ではない幼児でも学校に通えるような
ある程度裕福な家庭で育つ子供は必要ないと思われます。
問題は
路上生活者や
家はあっても貧しい人達や
地方で暮らす人達だろうな~。
メイドさんや運転手さんの家庭でも
もしかしたら栄養が足りていない子供はいるのかもしれません。
以上、勉強になったので共有します。
発展途上国には色々ありますね。